高血圧性腎症(腎障害)の症状

「高血圧性腎症(腎障害)」は、「高血圧性腎硬化症」とも呼ばれ
高血圧によって腎臓の血管が、動脈硬化を起こし、機能不全に陥る症状です。

「糖尿病性腎症」に次ぐ、また症状が似ている
重い症状であり、高血圧がかなり進行している状態です。

腎機能の低下は悪循環を起こす

腎臓の働きが悪化することによって、水分や塩分を排出し
体内の浸透圧をコントロールする働きが弱くなり
血液量が増えることによって、更に血圧が上昇します。

  • 血圧が高いから、腎臓に負担がかかる
  • 腎臓が機能しなくなるから、高血圧になる
  • 高血圧によって、さらに腎臓がダメージを受ける

といった、「負の連鎖」が起こっている状態です。

そして、この状態は高血圧だけでなく
高血糖などの様々なトラブルを引き起こし
正に「満身創痍」という状態に進んでいきます。

腎臓の機能の回復・血圧の正常化といった
根本的な治療をしない限りは、改善することはありません。

高血圧性腎症(腎障害)の治療

深刻な腎障害を引き起こしている場合
すでに高血圧、それに伴う動脈硬化の症状が
かなり進んでいると考えられます。

むくみや頭痛、四肢の痺れ等も顕著になってきており
日常生活にも影響を及ぼします。

また、脳卒中心筋梗塞等あらゆるリスクが高まっており
症状が進み「慢性腎不全」の状態にまで陥ってしまうと

「人工透析」が必要になり、日常生活の制限が増えてきます。

ここまでの状態に至っている場合、劇的な改善は難しく
また外科手術で根本的な改善をすることも難しい状況です。

腎臓移植等の選択肢もあるにはありますが、現実的な手段とは言えず
やはり「ここまでにならない」ということが、何よりも大切なことです。

合併症を引き起こす前に何とかする

生活習慣病による腎障害は、
高血糖によるものや、高血圧によるもの等
様々な要因があり、どれが決定的な要因になるのかは
状況や症状の出方によって、それぞれ個人差はあります。

しかし、どれかを発症することによって
腎臓疾患がバイパス的な役割となり
その他の疾患を引き起こすことが多く
生活習慣病は合併症を引き起こす前に
対策・改善に着手しなければならない理由でもあります。