年をとると「皮脂」が多くなる?臭くなるのはなぜ?~本当の原因と抑えるための効果的な方法とは?~

「脂ぎった顔」というと、「中年の特徴の象徴」といったイメージがあり
まるで年をとることによって「脂ギッシュ」になり「テカテカする」こと
「おじさん・おばさんになると、肌がベタベタしてくる」ということが
常識的なことのようにも、思われている風潮があるように思えます。

顔や頭皮、また体全体において、常に分泌されている
いわゆる「あぶら」は、「皮脂」と呼ばれるものであり
「排泄物」であり、また「皮膚を守る」という役割を持った
ない方がいいと同時に、必要でもある、複雑な存在と言えます。

皮脂は、毛穴から分泌されるものになりますが
実際には、毛穴の内部とつながっている
「皮脂腺」と呼ばれる組織から分泌されているものであり

その成分内容としては、

  • 中性脂肪
  • コレステロール
  • 脂肪酸

といった、各種「脂質」によって構成されています。

この皮脂の分泌量というのは、基本的には「体質」によって決まる要素が強く

  • 分泌量の多い「油性肌」
  • 分泌量の少ない「乾燥肌」

といったものは、広く知られた傾向でもあります。

ほとんどの人というのは、どちらかに該当するはずであり
また極端な場合には、様々なトラブルを招くことになります。

体質以外にも、「食生活」が大きなカギを握る要素であり
それだけに「暴飲暴食」「中年太り」「生活習慣病」
これらに結果・付随する要素として、「べたべたの肌」があるようにも思えます。

実は「増えている」のではなく「減っている」

この中年以降の皮脂問題に関する大前提として、
実は、皮脂の本来の分泌量にまつわる「量」自体は
増えているのではなく、基本的には減っています。

加齢と比例して増えていく、という印象は「ほぼ」間違いと言えます。

皮脂の分泌量は「20代前半がピーク」と考えられており
実際には、「年をとることで減るもの」なのです。

しかしながら、「いや~増えているように見える・感じるけどな~」という方は

  • 皮脂の質の悪化
  • 肌の水分量の低下

主に以上の2つが根本的な原因であると言えます。

そしてもちろんおじさんだけでなく、「おばさん」にとっても例外ではありません。

質の悪い皮脂による「テカリ」と「異臭」

皮脂が増えているように見える、なかなか拭き取れない原因は
皮脂の質が悪化していることによって、「濃度(べたつき)」が
強力になってしまっているからと言えます。

いわゆる「テカリ」が顕著になり、また「臭い」ことも特徴的です。

これらは、

  1. 内臓機能の低下
  2. それによる代謝機能の悪化

の結果であり、体の「老化(劣化)」による

当然の反応・現象と言えるものになりますが、
やはり「それまでの食生活の積み重ね」が大きく影響します。

「これからどうする」ということよりも
「今までどうしてきたか」という要素が大きく
解決は難しいものになりますが、「動物性油を控える」といった
なるべく「内臓に負担がかからないもの」を選びましょう。

内臓機能が回復することで、代謝機能が復活し
正常な皮脂の分泌が、再度行われることにつながります。

ぜんぶ臭くなる

「加齢臭」や「強力な口臭」といった、中高年の臭いトラブルも
突き詰めれば、皮脂の質の悪化を招く「内臓(代謝)機能の劣化」に起因し
そもそも皮脂の質の悪化自体が、皮脂を臭くさせるものであり
汗と混ざり合い、「酸化」することでより強力なものとなります。

皮脂の質が悪い、内臓・代謝機能がトラブルを抱えているということは
同時に「便」と「血液」に関しても、汚れている(臭い)と言える状態です。

※参考ページ
>>中高年の独特の体臭「加齢臭」とは何なのか

>>加齢によって便が臭くなる理由~異臭は病気のシグナル?~

>>口からザリガニの臭いがしてきたら~口腔と内臓環境の悪化~

>>健康で長生きするための秘訣は「毛細血管」と「腸内環境」が握っている


衰えた肌を守るためなのかもしれない

そもそもの、体が皮脂を分泌する目的としては
「肌を守るため」であり、外部からの刺激を
直接的に、肌細胞に触れさせないための「バリア」となっています。

そしてこのバリアというのは、少なければ少ないほど
もっと分泌しなければ」という働きが強まることになります。

特に女性に顕著な現象として、加齢によって「保湿能力」が劣化し
肌が乾燥・傷みやすい状態になることは、避けることができません。

その結果として、弱った肌を補うために皮脂の分泌を促進するのです。

これは特に「薄毛問題」に関わる、頭皮にも言えることであり
弱った肌を守るために、過剰に分泌された皮脂による脱毛の症状は
「脂漏性脱毛症」と呼ばれ、特に中高年から増加する症状と言えます。

もしかしたら「洗い過ぎ」が原因かも?

そして、肌の劣化による乾燥以外で
過剰な皮脂を招くものとして「洗い過ぎ」の問題があります。

皮脂というのは、一定量は必ず必要なものであり
「なくなる」ことで、「増やさなきゃ!」という反応が起きます。

また、皮膚が皮脂に覆われていないことによって
より重篤なトラブルを招くことになるため、
「完全に除去する」という考え方は、絶対にNGと言えます。

理想的な皮脂の状態としては、ほどよい量・少ない粘度であり
もともとが「排泄物」としての一面もあるため
「綺麗な皮脂」というもは、矛盾した存在でもあります。

だからこそ、毎日洗い流すことが大前提であり
「洗いやすい・落としやすい皮脂」を分泌することが大切であり
更に「優しく落とす」こともまた、工夫するべき有効な対策と言えます。

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