これから年をとり続けることによって徐々に起き始める現象~「介護」される時期までに覚悟・準備しておくべきこと~

当サイトでは、主に「中高年」に向けた健康に関わるトピックを発信していますが
こういった「健康情報」への関心の高さというのは、一般的に年齢に比例するものです。

「年をとると体が悪くなる」ということ自体は、
当然のことでもあり、若い頃から知ってはいたものの
いざ「自分の番(経験)」が来たことで、より関心が高くなっていくことが一般的です。

疲れやすくなった・・・内臓の数値が・・・といった、
様々な健康状態の「バロメーター」を意識し、日々着実な「劣化」を感じることで
常に加齢を実感し、改善・対策のための習慣に取り組み始めることが大切と言えます。

しかしながら、

以上のような内容というのは、ある意味で「序の口」に過ぎません。

おじさん・おばさんというのは、「おじいさん・おいばあさん」の入り口に立ったばかりであり
今悩み始めたばかりの健康問題は、いずれ「より重く」なっていくものに違いないものなのです。

基本的には、状況は悪くなっていくものであり
現実には、その悪化スピードを抑える・時期を遅らせることしかできないのです。

そして「これから先」には、「介護」といった要素が関わる時期が待っており
中年~壮年における健康問題の本質というのは、避けることのできない「寿命」までの期間を
いかに生きるか、大切に過ごすことができるのか、ということになるはずです。

「動けなくなる」という今までにない現象

年齢に伴って、老後・晩年の話題にが増えてくるものですが
「人(家族)に迷惑をかけたくない」という意見は、よく耳にするものです。

「老い」という現象を、実感するタイミングとして
やはり「体がうまく動かなくなった時」というのは、典型的なものです。

また「歩く」「持ち上げる」といった、関節を動かすことと同時に
「食べられなくなった」「消化不良を起こしやすい」といった
内臓の動きに関することも、同じく身体的な老化現象と言えます。

そういった際に、「自分以外の人の力」が必要になってきます。

実際に、介護を受けることになる時期までには
様々な健康問題・体調トラブルを経験することになるはずですが

「自力で(うまく)動けなくなる」というのは、それまでにない要素でもあります。

生活に制限を与える「物理的な動きにくさ」

「体が動かなくなる(物理的な活動の制限)」といっても
様々な要素を含むものになりますが、まずは「初期症状」として広く知られる

  • 筋肉
  • 関節

といった、体を起動(駆動)させるパーツの劣化によって

「ちゃんと歩けない」といった、単純な意味での症状が現れます。

進行状況の程度に差はあれど、

  • 筋肉の劣化
  • 関節を構成する組織の崩壊

によって起きるものであり、力が入らない・力を伝えることができなくなります。

足・腰だけでなく、やがて全身へと広がっていくものです。

「代謝」を正常に行えなくなる

また「年をとると食べられなくなる」「お酒に弱くなる」といったことは
常識的なこととして知られていますが、まずは「消化機能」が衰えます。

手足だけでなく、「内臓」も動かなくなっていきます。

そしてそれに伴う現象、避けることができないこととして
「分解」「吸収」「排泄」という、代謝機能全体の衰えがあります。

<体に取り入れられない>から<体から出せない>に至る
その間の機能全般が、衰えてしまうのです。

場合によっては、「便秘」という症状ではなく
「下痢しか出ない」といった症状で合われることもありますが

共通するポイントとしては、排泄に関わる機能の低下であり
下痢になるということは、腸で水分の吸収ができていないということです。

※参考記事
>>健康で長生きするための秘訣は「毛細血管」と「腸内環境」が握っている

>>下痢と便秘の頻度が増えてきたら「神経」の老化の証

「感覚」が鈍くなる

肉体(外側)そして内臓(内側)を構成する要素に加えて
より細かい・より繊細な構成要素として、「感覚器」があり

  • 目が見づらくなる(視力の低下)
  • 耳が遠くなる(聴力の低下)

といった現象が、顕著になってきます。

ただでさえ、加齢によって実感しやすい症状でもありますが
「今より、より劣化する」という覚悟が必要です。

日常生活を送るうえで、非常に不便なことであり
また前向きに生きるための「楽しみ」を奪ってしまう原因です。

代謝機能の衰えでもある、便秘に関しても
<便意を感じない>という、感覚神経の衰えである一面もあります。

全ての状態が進行した結果、「漏らす」という結果に行きつきます。

「記憶力」が衰える

高齢者が関わるトラブルにおいて、典型的なものとも言える
「ボケ(認知症)」は、「物を忘れやすい」ということだけでなく
「外出先で家が分からなくなってしま」といった問題の、根本的な要因とも言えます。

小さなことから、大きなことまで

  • 覚えられない
  • 忘れやすい
  • 思い出せない

ということは、非常に悲しい・寂しいものであり
人間の活力を奪ってしまう原因でもあります。

※参考記事>>認知症予防・物忘れを防ぐための食べ物・習慣

肉体的な衰えは「内臓」と「筋肉」の劣化によって招かれる

上記したことからも、年をとることで増えてくる
「肉体的な不便さ」の根本には、「肉・骨」といった<外装的>な部分と
「内臓」「感覚器」といった目には見えない部分の、大きく分けて2つの要素があります。

筋肉と骨が衰えることで、動きずらくなり
内臓が衰えることで、食べられなく・呑めなくなります。

これらの衰えは、ある程度の年齢になれば
「予防」「対策」することが、日常の当たり前の習慣として持っておきたいものです。

しかしながら、こういった現象が起きた際に心掛けることとして

  • 出歩くのを避ける・人に任せる
  • 柔らかいものを食べる

といった、あくまで「守りの姿勢」がほとんどになることが現実です。

もちろん、体に負担をかけないことは重要なことであり
無理をすることで、より悪化させてしまうことも考えられます。

しかしながら、これらは本当の意味での予防ではありません。

少しでも「プラス」につながるアプローチを

以上の対応というのは、「リスクを避ける」ための内容であり
劣化していく状態を、止める・弱めることになりません。

そのままでは、

  • 動けないから動かない
  • 食べられないから食べない

という事態を早めるだけであり

健康な状態を、長くすることにはならないのです。

誰であっても、完全に劣化を防ぐことはできませんが
少しでも、劣化の速度を弱める働きかけは必要です。

そのためには、筋肉を衰えさせないための「筋トレ」
「内臓に優しいもの」でなく、「内臓にいいもの」を取り入れていきましょう。

「もう遅い」と考えてしまう方も多いかもしれませんが
40代、50代の時点でも<やってこなかった>人は多く
そうであるのであれば、始めることでより効果を感じることができるはずです。

「メンタル」を健康に保ち続けることの大切さ

そして、精神状態が思わしくなくなることもまた
加齢によって招かれる健康リスクの、典型的なものになります。

「年をとると静かになるもの」というイメージがありますが
極端な場合には、「抑うつ状態」に陥っている可能性もあります。

気力がなくなることは、そのまま<活力>がなくなるものでもあります。

典型的な例として、いずれは避けることができない
「パートナーとの別れ」というのは、誰も(どちらか)が必ず経験するものです。

「生きる気力」がなくなってしまう、最も多いケースであり
パートナーがいなくなった後に、一気に「より老けこむ」ことは珍しくありません。

極端なものでないとしても、
思うように体を動かせなくなったこと、また「物忘れ」といった
「昔はこうじゃなかった」日々の様子変化もまた、活力を失う原因になります。

そしてこういった心情というのは、「体を動かす気力」や
「美味しいものを食べたい」といった願望を、減らしてしまう原因にもなります。

いわゆる「億劫」な状態を招くのです。

それによって、動けないこと・食べられないことが加速することで
負の連鎖が起き、ますます全体としての健康が失われていくことになります。

とにかく「外」に出て「行動」する習慣を持っておく

以上の不安要素を全てケアするために、まずは外に出て太陽に光を浴びましょう。

非常に単純なことです。

<意識して綺麗に歩く>ということだけでも
背筋が伸び、使っていなかった筋肉が刺激されます。

更に、<健康的な空腹>が発生することで
「お腹がすいた!」「食べたい!」という、欲求を生みます。

もしかしたら、これだけのことすら
久しく感じていなかった方も多いのではないでしょうか?

また「太陽光」を浴びることで、「セロトニン」が分泌され
精神状態を、穏やかに保つことができるようになります。

更に「人に会う」ということは、人間としてかけがえないない喜びであり
会話したり、趣味を楽しんだりすることで、活力を失わずにすむことも多いのです。

※参考記事
>>疲れが取れない・取れにくくなったのはなぜ?年をとるごとに増す「疲労感」の正体とは

>>「ストレス」に「セロトニン」の減少が関わるなら増やす方法を考えよう

>>有酸素運動による心肺機能の強化・向上で「健康」の寿命を延ばす

「自分に起きること」ということを頭の片隅に

以上は、いわゆる「晩年」と呼ばれる時期に起きる「当たり前の現象」になります。

さかしながら、実際に起きる・経験することになるまでは
油断している・甘く見ていることが多いはずです。

しかし、例外なく誰にでも起きるます。

準備しているのか・していないのか、
油断しているのか・覚悟しているかによって、
「その時」が来た際の、対応に大きく違いが現れます。

そして、介護される側・する側に限らず
「いずれ自分にも起きること」と、意識して対応することが大切であり

遅いか・早いかの問題は、<最も当たり前>の話なのです。

「健康」と言う言葉には、非常に漠然とした響きがあります。

一般的に、「健康な状態」と聞いてイメージすることとしては
恐らく「あまり病気にならない体」というものだと思います。

それも確かに、健康にとって非常に重要な要素に違いありませんが
「病気」以外にも、健康を損なう要素というのはたくさんあります。

また肉体の健康状態には、精神が非常に重要な役目を果たすこと
これらは、互いに影響を与えるものであることも忘れてはなりません。

そもそも生活習慣病と中心として、中高年期から始める健康問題は
まずは防ぐ・最小限に抑える、という「予防医療」の取り組みが重要なものです。

しかしながら、どうしても後手後手にまわってしまうのが通例であり
できるだけ早い段階で行動すること、そのためには常に頭の片隅に置いておくことが必要です。

おじさん・おばさんの後は、必ずおじいさん・おばあさんになる時期がやってくるのです。