結局、「お酢」は何が・どうして体にいいの?体が柔らかくなるって本当?~健康・ダイエット効果の秘密~
いわゆる「中高年向け」と言われるような、
一定の年齢を超えた方々を、ターゲットにしたアイテムには
「鉄板」とも言える、お馴染みの成分といったものがいくつか存在します。
「生姜」等といった原材料なのか、「青汁」といった商品コンセプトなのか
商品のかたちとしては、それぞれ無限に存在するものと言えます。
そしてその中にそれ「単体」として、また他の食材・成分と「コラボ」したアイテムとして
中高年向けの健康アイテムにおける存在感が、非常に強いものに「お酢」があります。
お酢をベースにした健康アイテムは、特に人気のアイテムであり
「カプセルの中にお酢と一緒に何か入っている商品」は、1つのトレンドと言えます。
またお酢という存在は、中高年に向けた効果・目的だけでなく
「ダイエットにいい」といった、非常に万能感のある有効成分である・・・
という、「印象」を持っている方は多いと思います。
しかしながら、「結局何が・どうしていいのか?」ということを
ご存じない方が多いこともまた、お酢の不思議な存在感とも言えるはずです。
目次
そもそも「酢(す)」とは
当たり前のように使用・摂取しているお酢とは、そもそも一体何者なのでしょうか?
<酢(す)>とは、「酢酸」を一定の割合を含んだ調味料であり
食用のお酢は、「食酢(しょくす)」という呼称になります。
主成分である酢酸は、「すっぱい」という味覚を引き出す成分です。
お酢はお酒を造る過程において、酢酸菌を加えることで採取できるものであり
その原材料となっている食材から、特徴的な種類を作ることができます。
- 穀物酢
- リンゴ酢
- バルサミコ酢
といった原材料ごとに様々な種類があり、何より日本にとどまらず
海外には「~ビネガー」といった、バリエーションが幅広く存在します。
同時にお酢を応用したメニューは、「酢の物」や「シャリ」だけでなく
その種類と同じく、世界中に無限に存在することになります。
ただし料理においては、「それぞのもの」で摂取することは稀であり
あくまで「調味料として」味付け等に、使われることが一般的です。
最近では、「黒酢ジュース」をはじめとして
お酢そのものに近いかたちで摂取するアイテムもたくさんありますが
やはり「すごく美味しい」とは言えないものであり、
「体にいいから」という理由で飲むの方が、ほとんどであるはずです。
結局、どんな効果があるの?
そして、この調味料としてのお酢が持つ、体への有効性としては
- 「酸性」の力によるもの
- 「酢酸」の力によるもの
- 「酢酸以外の成分」の力によるもの
以上の3つ要素から、それぞれ存在するものになります。
漠然とした効果も
お酢を摂取することによって、体にどんな変化が現れるのか?に関しては
これまでも様々な検証が行われてきましたが、やや漠然としてものも存在します。
- 内臓脂肪の低下
- 高血圧の正常化
これらは特に特徴的であり、それも「異常な状態の正常化」につながるものであり
血圧が高い人にとっては、効果的な一方で
正常な人が摂取しても、基準値を下回るというものではありません。
「コントロール」のサポートをしていると考えられます。
「ダイエット効果」といったものに関しても、こういったものの結果の1つであり
各内臓器官が持つ「代謝機能」の向上から、確かに減量効果を見込みやすいものと言えます。
「すっぱさ」による効果
酸性であるお酢は、食事の際に摂取することによって
「消化」のサポートをする働きがあります。
それによる便の質が向上によって、まずは「便秘解消効果」があると言えます。
加えて、
- 口臭対策
- 胃もたれ対策
これらにもつながる要素です。
また味覚・胃への刺激による、「食欲増進効果」も見込むことができます。
特に夏場等は、その殺菌効果によって食中毒のリスクを低下させることにもつながります。
ただし「すきっ腹」で摂取した際には、もともと酸性である胃液と相まって
胃への負担が大きくなってしまう可能性があるため、注意が必要と言えます。
「酢酸」の働きによる効果
酢酸を摂取することによるメリットとして、
「血中脂肪の低下」を挙げることができます。
これは結果的な高血圧・動脈硬化の対策につながるものであり
継続して摂取することで、より効果的とされています。
また食事に併せて摂取することで、その後に消化・吸収の過程だけでなく
余計な脂肪の吸収等にとっても、メリットがあると考えられます。
「相乗効果」によるメリット
主成分としては酢酸が挙げられますが、お酢には数多くの栄養素・成分が含まれます。
酢酸に加えて、「糖分」や「アミノ酸」を同時に摂取できるお酢は
それらの相乗効果を生み出しやすいものであり、その最たるものが「疲労回復効果」です。
「夏バテに効く!」といった効果は、疲労回復によるものであり
その結果として、食欲の増進等にもつながっていくものになります。
またエネルギーを効率的に燃焼させることにもつながるものであり
食事と共に摂取することで、その後の身体の活動にメリットが大きなものです。
あの都市伝説は本当?
お酢と言えば、「飲むと体が柔らかくなる」という
言い伝え?を聞いたことがある方は多いと思います。
最近ではあまり聞かなくなった、この都市伝説?も
ひと昔前であれば、お酢と聞いてイメージする典型的な効果の1つでした。
しかしながら、最近聞かなくなった理由として
「柔らかくなる科学的データがない」ことが知られて時間が経ったためです。
ただし、酢酸+クエン酸による「乳酸(筋肉疲労の正体)」の分解作用から
体の疲労が回復したことで、体が動かしやすくなることから
「柔らかくなる」というよりも、「最大限に活かしやすい」と言えます。
一説によると、「中国雑技団の人が飲んでいたから」という理由で
同じものを飲めば、同じように体が弱らかくなるのでは?ということから広まったとされます。
これはそれだけ古くから、健康食として利用されてきた証でもあります。
ぜひ日常的な習慣にして欲しい「注意すべき」食材
お酢を摂取する際の注意点としては、
言うまでもなく、「一気に大量に摂取しない」ことです。
すっぱいだけでなく、たとえ「体にいい食べ物」であっても
度を超えて摂取することで、その効果は「反転」してしまいます。
しかしながら、ぜひ習慣的に摂取して欲しい
短期間に一定の量しか摂取できないからこそ「少しずつ毎日」が大切です。
そして、このページで挙げたお酢の効果というのは
どれも「継続的に摂取することで」という、注釈が付くものでもあるのです。
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