顔色が悪くなる原因はどうして?~色の違いによって変わる・赤・青・黒・土・黄で疑うべき不調の種類とは~

身体に何らかの変化・トラブルが発生した際には、様々なカタチで「不調」が現れ
その多くが「感じる」ものになりますが、中には「見た目」にも変化あるものも存在します。

「たんこぶ」や「腫れ」といったものが、典型的な現象であり
基本的には、「患部」となる部分に変化が現れることになりますが
そのほとんどが、「外傷」と呼ばれる体の外側のトラブルの結果と言えます。

しかし、「中には体の中で起きている不調(変化)」を現しているパーツもあり
その中でも「顔色」というのは、体内の様々な部分の不調を反映したものと言えます。

傷・打撲等に比べ、「どこで問題が起きているのか?」が分かりにくいことが特徴であり
疑うべきトラブルの症状・器官は、無数に存在するものでもありますが
今回は典型的とも言えるもの、ヒントになるものをピックアップして解説していきます。

最も分かりやすい「赤」と「青」

体の変化を反映した顔色の変化として、最も分かりやすい例は
「赤」「青(白)」であり、多くの方が経験したことのあるものと思われます。

「赤い」顔から疑われる症状

まず、赤い顔というのは「怒り」や「緊張」といった
精神的な変化を反映していることが特徴的と言えます。

これは、興奮した際に活発になる「交感神経」が反応していることで
「血行」がよくなっている証であり、「耳」等にも波及することが特徴です。

また顔色と同時に、心臓の鼓動も早くなっているはずであり
毛細血管が密集している、顔面は非常に反映しやすいパーツでもあるのです。

同時に、「熱を持っている」と言える状態でもあり
発熱時や酩酊時には、「赤ら顔」といった言葉もあるように
頬を中心としてほんのり赤身を帯びるケースや、顔全体が真っ赤になることもあり
この「赤さ加減」というのは、体質によっても個人差があるものといえます。

また血行が良すぎることで、「頭痛」等を訴えることが多く
これは頭痛の原因である、血管の拡張も影響していると考えられます。

決して珍しくはない変化と言えますが、「高血圧」といった持病を持っている場合には
顔色が赤くなっている際(血行がよすぎる)には、様々なリスクが上昇していることを意味します。

「青白い」顔から疑われる症状

青白い症状というのは、女性を中心として基本的には「貧血」を表しており
血行のよすぎる赤色とは、正反対の現象が起きていると言えます。

特に「起立性低血圧」と呼ばれる症状は、顔色が青白くなる最も多い原因と考えられ
めまい・立ちくらみといった症状が、付随することもあります。

※参考記事:>>お風呂上りの立ちくらみ・気持ち悪くなる症状~高血圧の中年女性は要注意!~

また「低体温」のケースでも(体質)、顔色が青白くなる傾向があり
これに関しても、発熱時に赤くなる現象と対照的なものと言えます。

一方で、「緊張」といった内面的なものによっても
顔が青白くなる方もおり、赤くなる際と同じく交感神経が活発になる状況ですが
赤くなるのか、青白くなるのかは、体質によって決まってくるとも考えられます。

言うまでもなく、「冷え」といったものが大きく影響する顔色であり
生理のある女性は、貧血・低体温含めてリスクの高い色と言えます。

より注意すべき「黄色~茶色」

以上の2つの色は、それほど珍しくはない
場合によっては、健康な人も変化することが珍しくない症状と言えます。

また「短期的」に変化して、元に戻ることが多いことも特徴です。

しかしながら、中には「何らかの疾患の症状の1つ」とも言うべき
より注意するべきと言える、顔色の変化があります。

「土(黒)色」が慢性的となっている場合に疑うべき症状

土色とも言うべき、「茶色~こげ茶色」の顔色が見られる際には
内臓の異常が疑われることは、広く知られているものでもあります。

場合によっては、「黒」になってしまっているこの症状は
一時的な変化というよりは、色素の沈着によって慢性化していることが多いと言えます。

  • 脳下垂体自体
  • 脳下垂体から分泌されるホルモン(副腎皮質ホルモン)の分泌異常
  • 免疫異常

といった、深刻な事態が起きていることが想定され
場合によっては、脳下垂体に腫瘍が発生していることも想定されます。

言うまでもなく、医療機関での治療が必要な症状です。

また、

  • 慢性的なアルコールの摂取
  • 肝炎(肝脂肪・肝硬変・肝臓がん)

といった「肝臓」に異常がある場合も、顔色が黒っぽくなる傾向が見られます。

肝臓の機能が低下するということは、徐々に腎臓の機能も低下するということであり
体内の浄化・老廃物の排出がうまくいかないことで、「顔色で済まない」事態がおきます。

いずれにしても、「自力でなんとかできない事態」が進行している恐れがあり
慢性的なものと判断できる場合には、できるだけ早い相談が推奨されます。

ただし顔色が黒くなる事態というのは、徐々に進行していくために
「年をとっただけ」と、勘違いしやすいことも特徴であり
体調に関わらず、一度は検査を受けることが相応しいと言えます。

「黄色」が慢性的となっている場合に疑うべき症状

顔色が黄色っぽいと感じる際には、それは「黄疸」が出ていると考えられます。

アジア人では、見た目で感じずらい色ではありますが
「白目」といった部分に出ているのであれば、黄疸と判断すべきです。

黄疸の発生は「肝炎」の前兆?~それぞれの症状・原因とできるだけならないために必要なこと~

以上の記事でも解説していますが、黄疸の発生というのは
その多くが肝臓にトラブルが起きているということであり

その結果とも言える、

  • 胆汁の分泌異常
  • 胆汁の詰まり

そして、それによる腎臓への負担が考えられます。

また「溶解性貧血」と呼ばれる症状の際に、赤血球が壊れることで
「ビルビリン」と呼ばれる黄色を現わす物質が発生することが原因です。

溶解性貧血は、鉄分の不足が原因ではなく
細菌の感染やビタミン(E)不足が原因となる貧血です。

また運動等による、物理的な衝撃によって赤血球が壊れてしまうケースも考えられます。

このビルビリンは、黄疸が現れる際に基本的に発生しているものであり
ビルビリンの発生要因は、様々なケースを想定することができます。

少し注意すべき黄色への変化

一方で、それほど深刻ではないにしても
少々注意すべき、黄色への顔色の変化もあります。

「みかんを食べすぎると黄色くなる」ということは
聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?

柑橘系の果物に含まれる、「カロテノイド」と呼ばれる物質を
過剰摂取(食べ過ぎ)したことが原因であり、
習慣的な場合には、摂取量を改める必要があります。

「慢性的」や「頻繁」なケースはとにかく医療機関へ

以上はあくまで「例」であり、実際にどこに不調が起きているのかは
医療機関における、詳しい検査でしか判明しないことも多いことが事実です。

その色がずっと続いているは、改善していない何よりの証拠です。

また短期的な変化であれば、それほど心配ないケースも多いことは確かですが
その変化が頻繁である、頻繁になってしまった際には注意すべきと言えます。

そして顔色を考える際、忘れてはならない最も大きな要因として
「疲れ」というのは、あらゆる顔色への変化の可能性が考えられます。

  • 自律神経の乱れによる交感神経・副交感神経のバランスの乱れ
  • 内臓の不調

あらゆるトラブルのリスクが高くなっている、典型的な状態であるためです。

※こちらの記事も参考に
>>舌の色で分かる病気~健康状態の判断の参考に!汚い原因は以外なことも?~